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こちらは、人形屋佐吉プロデュースによる恋月姫の個展です。

月の柩

会期:1999年5月1日~10日

会場:原宿「田園詩」

 

東京都内では初の個展。原宿の路地にひっそりとたたずむ石棺のような幻想的な建物に、人形達が時を忘れたように身体を横たえ、あるいは虚空を見つめている空間は、静寂に包まれて…。

館内は3階層に分かれて展示されました。

1階にはエントランスからお花が飾られ、オリジナルのケースに入った人形達が並びました。また、カウンターバーではドリンクが提供されて、ゆったりと全館を回れるように案内されます。

2階では天井がドームになった聖堂のような空間で、お人形達の祈りに心が洗われてゆくようです。

地下室では闇の中に、人形達が眠るステンドグラスの柩が置かれ、カタコンベのような空間では祈りの声が聞こえてきたかもしれません。

 

聖なる柩

会期:1999年2月3日、4日、6日

会場:札幌時計台2Fホール

恋月姫 初の個展。展示用に制作したガラスの柩が並びました。会場の札幌時計台は国の重要文化財のため、夕方のみの展示です。時はちょうど札幌雪まつりの最中とあり、地元のテレビ局が取材に来られたり、ライトアップされた時計台の中は、観光に見えたお客様も含め大盛況でした。

 

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